房主ブログ

ウレタン

ある会社からうちにもウレタンを見積もりさせて欲しいという話がありました。
見積もりをして「いただければ材料コストの確認にもなるしいろんな意味で比較対象のあることは良いことだと思ったのでお願いしました。
そうしたら今の仕入れ先よりも安い値段の見積もりがでてきたのです。
これは良いかもって思いつつ詳細を読むと・・・。
あれ?ウレタンの素材(密度)がどの厚さのウレタンも同じとされている?
見本でうちの3種類を渡したのに。
うちは厚さに合わせて適正と思われるクッション性を求めてそれぞれの密度を変えて作っています。
30㎜においては二種類のウレタンをくっつけて肌触りと寝心地の両立を図っています。
先方に問い合わせたところ、「まぁ、少しくらいの差だから製造誤差もあるから同じでも構わないかと・・・」
どうやら先方は椅子をメインにしたウレタン屋さんのようでした。
私が思うに、ベッドは椅子よりもウレタンの選択にはシビアだと思います。
全面で体を支えますので面積あたりの荷重が椅子よりも軽いです。
そんななかでウレタンの厚さを有効に使ったクッションストロークで体重を分散したいのです。
たとえ手で押したくらいではそれほどわからなくても一晩寝ると違いが分かります。
というわけで今回のお話も今おつきあいしている納入業者のものを採用することになりそうです。
でも、新しいお話しをいただくのは有難いことです。